予防歯科における当院の考え方
歯を守ることは全身の健康を保つことにつながります
当院では、入れ歯やブリッジ、インプラントといった歯を失った場合に人工歯で補う治療も行っていますが、最も望んでいることは、患者さまが一生、自分の歯を保ち、自分の歯で噛める喜びを感じていただくことです。
当院では訪問歯科診療も行っていますが、訪問での診療を受けられている患者さまは歯を失ってしまわれた方がたくさんいらっしゃいます。そのような方を見る度に歯の重要性をひしひしと感じます。
噛むことは脳に刺激を与えて活性化し、歯があることで硬いものを含めてさまざまな食べ物を楽に食べられます。歯は全身の健康に密接に関係しているのです。
天然の歯の素晴らしさ
自分の歯を保つことは、人生を豊かにしてくれます
天然の歯を保っていると、インプラントのような外科処置が必要なく、患者さまに負担をかけません。また、天然の歯の根は歯根膜(しこんまく)という組織で覆われていて、食べ物の硬さを感知する働きがあります。私たちが硬いものを食べた時に瞬時にそれとわかるのは歯根膜があるおかげなのです。人工歯には歯根膜がないため、知らず知らずのうちに硬い物によって歯にダメージを与えてしまう可能性があります。
それに何より、患者さまの満足感が違います。お年寄りの方の中には、入れ歯をしてないこと、自分の歯を保っていることをうれしそうに話される方がたくさんいらっしゃいます。自分の歯を保つことはその人の人生を豊かにしてくれるものだと考えています。
当院における予防歯科の特徴
歯科衛生士の担当制
効率的なケアを行うことができ、信頼関係も深まります
治療を終えた後のメンテナンスについては歯科衛生士が担当しますが、当院では基本的に、同じ歯科衛生士が担当する制度を敷いています。これにより、歯科衛生士がメンテナンスを重ねるごとに患者さまの口の中をくわしく知っていけるため、効率的なケアを行うことができます。
また、患者さまと歯科衛生士の信頼関係も築きやすくなるため、患者さまにとっても歯科衛生士と一緒に歯を良くしている気持ちが高まり、ケアへのモチベーションが高まっていきます。
※スタッフの勤務スケジュールにより、違う歯科衛生士が担当する場合もありますこと、ご理解いただければ幸いです
かかりつけ歯科医機能強化型診療所に認定されています
当院はこのほど、厚労省より「かかりつけ歯科医機能強化型診療所」に認定されました。この制度は2016年に厚労省が定めたもので、文字通り、かかりつけの歯科医院として機能的に認められたクリニックを指します。
診療体制や院内環境など容易でない条件をクリアしています
厚労省から認定を受けるためには、スタッフ体制や衛生面に配慮した院内環境、医療機関との連携、AEDの設置、訪問歯科診療を行っていることなど、歯科医院から見ても容易ではない条件があります。
この制度に認定されたことが、より多くの患者さまの安心感につながれば幸いです。